サイズ: 84×63×57 底: 蛇の目底 見込み: 雀 わざわざ逃げていく後ろ向きの雀を描いている。「逃げた雀」で連想されるのは源氏物語で光源氏が若紫を見初めたところだ。幼い若紫が伏籠をひっくり返して雀が逃げてしまって悲しんでいるのを柴垣越しに見ていたのだ。昔から源氏絵で「若紫」を象徴するものは雀と籠となっている。 18世紀末から19世紀始め頃